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「ぜひご提案ください」のクライアントと営業側それぞれのリスクについて

よくクライアント訪問時や新規クライアント訪問時に漠然と「ぜひご提案ください」と言われることが多いです。営業の担当の方からすると成約のいい機会なのでとてもいい言葉に聞こえると思います。しかし「ぜひご提案ください」と言われる企業ほど、ビジネスが上手く回ってない確率のほうが高いです。

自分の場合、ソリューションタイプ(問題解決型)のビジネスの相談が多いからかもしれませんが、むしろ、「今こうゆう問題を抱えているので、なにかアイディアありませんでしょうか?」の企業の方が、その後のビジネス展開が上手く確率のほうが高いような気がします。

「ぜひご提案ください」と「今こうゆう問題を抱えているので、なにかアイディアありませんでしょうか?」の差はかなり大きい

「ぜひご提案ください」と「今こうゆう問題を抱えているので、なにかアイディアありませんでしょうか?」の差はかなり大きいと思います。「ぜひご提案ください」の場合、社内でアイディアが枯渇している場合が多く、閉塞感を感じることが多いです。また担当者が現状の問題認識を把握していない・誤認していることも多く、その言葉を鵜呑みにすると見当違いな提案をすることが多いのと社内での提案に対する意思決定統一等に時間のかかる場合が多いです。スキルの高い営業担当の場合なら問題内容を把握して的確な提案ができると思いますが、それにも時間や工数を考えても限界があります。

逆に「今こうゆう問題を抱えているので、なにかアイディアありませんでしょうか?」は現状の問題点を社内で把握しており、それに対して、社内で解決策が見いだせないので外部の専門家の力を借りる場合が多いと思います。

提案を依頼したクライアントにもリスクがあります。「ぜひご提案ください」と依頼する場合、依頼された営業側としては自社のシステムやサービスを元にてんこ盛りのサービスを提案することが多く、総じてコストが高くなり、コストが高くなるだけなく、余計な機能もついて運用工数もかかり、結果としては本当に必要ないサービスだったり、的はずれなサービスだったりすることが多いです。

「想像力・クリエイティブ」がない企業が多い

仕事・ビジネスにおいていちばん大切なのは想像力・クリエイティブ力だと考えます。クリエイティブと言ってもクリエイター職や新製品開発担当とかそういうのだけはありません。事務職でも業務改善や仕事の工夫等クリエイティブ力必要とされます。仕事の問題解決力もクリエイティブ力と言えるでしょう。これからのAI時代このクリエイティブ力がないと仕事がAIに置き換わる可能性が高いです。特にルーチンワーク的なものは人間が行う割合は減っていく傾向でしょう。実は脳味噌ををつかなわないルーチンワーク的なものはどちらかというと楽でクリエイティブ的な仕事は脳味噌を使うので大変だと思います。しかも日常のルーチンワークに慣れてしまうと、なかなかクリエイティブ力を使う仕事がハードルが高くなりがちです。

残念なことにまだまだ日本企業はルーチンワークの方の割合が高く、クリエイティブワークが少ないの現状です。それの理由の一つとしては人事評価制度が原因のような気がします。クリエイティブワークを評価する制度・指標・人材等がいないのが大きいのではないでしょうか。
効率化を目指した業務ハック・業務改善をするより、机の目の前の仕事をデスクワークをこなしていたほうが、同じ労働時間・拘束時間であれば後者が評価されてしまう会社の体質が一番の原因かもしれません。

実際のところ「アイディアに満ち溢れた企業・担当」より、「想像力・クリエイティブ」がない企業・担当」のほうが圧倒的に多い感じがします。例えばSNSサービスやネットサービスの使い勝手やネットショッピングの商品説明とかでも、ちょっと自分で試してみればわかることを知らなかったりと残念なことに想像力の欠如がそのまま集客・販売実績につながっている事が多々あります。踊る大捜査線的に言うと「事件は会議室で起きてるんじゃない 現場(ウェブサイト・SNS)で起きてるんだ」ということでしょう。

「ぜひご提案ください」は便利で魔法の言葉ですが、依頼する側・される側両方ともリスクの高い言葉

今こうゆう問題を抱えているので、なにかアイディアありませんでしょうか?」の場合は、問題の認識や目的が明確で、それにフォーカスできるので解決のためピンポイントの施策が可能なため、具体的な行動が取りやすい感じがします。
「ぜひご提案ください」は便利で魔法の言葉ですが、依頼する側・される側両方ともリスクの高い言葉だと思います。

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